日本のデイリー更新
日本の法人向けAIツール、日常業務のデータにより密接に連携
9月15日に発表された2つの新サービスは、単体のチャットから、職場の情報連携や企業データの対話型分析へと焦点が移りつつあることを示しています。
主な動き
9月15日に発表された2つの製品は、同じ方向性を示しています。日本のビジネスソフトウェア各社は、利用者に毎回独立したチャットボットから作業を始めさせるのではなく、企業がすでに保有する情報の上で生成AIを活用できるようにしようとしています。
1. neoAI、日常業務で使われるアプリケーション全体へエージェントの連携を拡大
neoAIによると、同社のChatおよびWork製品は現在、ストレージ、メッセージング、メール、カレンダー、ウェブ会議、データプラットフォーム、業務システムにまたがる10種類以上の職場向けアプリケーションと連携しています。対象として挙げられたサービスは、SharePoint、Google Drive、SlackからZoom、Salesforce、Backlog、Kintoneまで多岐にわたります。実務上の狙いは、既存ツールに分散した情報をエージェントが検索・整理し、成果物を作成できるようにすることです。ただし同社は、利用可能な連携先や機能は各顧客の環境、契約、ユーザー権限によって異なると注意を促しています。(neoAIの発表を読む)
2. Affilicode、蓄積されたキャンペーン計測データを対話型レポート作成フローに転換
Leafworksは、Affilicode System version 3.19の有料オプションとしてAI Report Studio Orbillyを提供開始しました。同社によると、利用者は把握したい内容を質問すると、分析観点の提案を受け、プラットフォームに蓄積された計測データからレポートを生成できます。その後も対話を続けながら分析をさらに絞り込めます。この発表が注目に値するのは、分析性能の証明というより、特定業務向け製品にAIが直接組み込まれる新たな事例である点です。(Leafworksの発表を読む)
企業が押さえるべきポイント
新たな競争軸は、モデルの品質だけではありません。連携性、権限管理、データの文脈、そして既存の業務フローのどの時点でAIを利用できるかが、製品を差別化する要素になりつつあります。購入を検討する企業は、発表された機能を実際の業務成果とみなす前に、自社環境で精度、アクセス制御、総費用を引き続き検証する必要があります。