日本のデイリー更新

建築と翻訳のプログラムが文化保存を外へと開く

文化庁による2つのプログラムが、使い続けられる建築をめぐる議論と、日本文学を言語の壁を越えて届けるために必要な仕事に、市民が触れる機会を提供します。

動向

新たに発表された2つの文化プログラムは、完成した作品の展示よりも、文化を動かし続ける仕組みに重点を置いています。一方は、建築が地域社会で生きた役割を保ち続ける方法を問い、もう一方は、文学が他言語へと渡っていく過程をめぐり、翻訳者、作家、編集者を一堂に集めます。

1. LinkArchiScapeが建築祭と歴史的建造物の再活用を結ぶ

文化庁は、LinkArchiScapeを2年目となる東京で開催します。11月21日から23日まで銀座ソニーパークで開かれる無料展示では、津山、大阪、名古屋、東京の建築祭を紹介します。また、12月12日には自由学園明日館で別の無料トークイベントが開かれ、旧横浜市庁舎、旧上野市庁舎、明日館そのものを事例に、歴史的建造物を使い続けることで保存する方法を考えます。トークイベントの定員は200人で、申込期限は11月30日17:00です。(LinkArchiScapeのプログラムを見る)

2. 国際文学フォーラムが翻訳者と作家、海外編集者を結ぶ

第2回国際文学フォーラムは、12月1日から4日まで、ワークショップ、セミナー、授賞式、シンポジウムを開催します。12月3日に神田スクエアホールで行われるプログラムでは、小川洋子、川上弘美、マックス・ポーター、伊坂幸太郎、編集者のリズ・フォーリーが、文学の語り口と海外の読者に届けることについて議論します。入場は無料、定員は400人で、日英同時通訳が予定されています。この構成により、翻訳は制作の最終工程ではなく、文化を支える基盤として可視化されます。(フォーラムの発表を読む)

これらのプログラムが重要な理由

どちらの取り組みも、保存を能動的な営みとして捉えています。建築は地域社会が活用する方法を見いだすことで存続し、文学は翻訳者や編集者が創造的な担い手として認められることで、言語の壁を越えて広がります。住民や来訪者にとって、これらのプログラムは、そうした選択を行う人々に直接触れられる貴重な機会でもありますが、参加前には日程や申込条件を改めて確認する必要があります。