日本のデイリー更新

プライベートAI基盤と日常的なオフィス業務の自動化推進が交差

PKSHAがオンプレミス型のAIエージェントサービスを提供開始。一方、近刊予定の日本のビジネス書は、反復可能な業務を中心にパーソナライズされたアシスタントを構築する方法をまとめている。

動向

現在発表されている2つの取り組みは、汎用チャットボットではなく、職場固有の制約に合わせて生成AIをパッケージ化している。一方は企業データが処理される場所に重点を置き、もう一方は個人の日常業務に合わせてアシスタントを設定するための反復可能な方法を提案する。

1. PKSHA、企業が管理するインフラ向けにAIエージェントをパッケージ化

PKSHA Technologyは、9月9日に「PKSHA Private AI Agents」の提供を開始したと発表した。同製品は、日本で開発された言語モデルを含むオープンモデルを、組織が管理するオンプレミス環境内で稼働させるよう設計されている。当初は、ソースコードや設計情報など、組織が外部クラウドに送信したくない情報を扱う業務を対象とし、社内規則や業界固有の知識に応じたカスタマイズを訴求している。これらは重要なアーキテクチャ上の選択だが、この発表だけでは、システムのセキュリティ、速度、コスト、特定の導入環境への適合性が独立して実証されたことにはならない。(発表を読む)

2. 近刊予定のビジネス書、パーソナライズされたアシスタントのワークフローを体系化

Uravationは9月10日、代表の佐藤卓氏による書籍AI分身仕事術がSBクリエイティブから11月19日に発売予定で、すでに予約受付を開始していると発表した。同社によると、読者が8つの質問に回答することで、メール返信や定型的なオフィス業務などに対応するタスク指向型アシスタントを設定できるという。この発表は書籍の発売そのものではなく、設定の速さや有用性に関する主張も宣伝上のものにとどまるが、AI研修・コンサルティング企業が設定ノウハウをパッケージ商品へと転換していることを示している。(発表を読む)

企業が押さえるべきポイント

いずれの提供内容でも、モデル自体は提案価値の一部にすぎない。購入者やチームは、データがどこへ移動するのか、誰がシステムを確認できるのか、指示をどのように維持管理するのか、出力をどのようにレビューするのか、基盤モデルや業務プロセスが変わった際に何を変更しなければならないのかを検討する必要がある。